コトラーのマーケティング・コンセプト

Philip Kotler

現代マーケティングの第一人者フィリップ・コトラー先生の本。マーケティングとか良くわからないのだが、コトラーという人が有名らしいと聞いたので読んでみた。さすが第一人者というか、本自体がアルファベット順にマーケティング用語を辞書形式にまとめてあったからかもしれないが、分かりやすかった。

その用語に関連する人物の名言もたくさん載っていて、 マーケティング版のウェブ時代の5つの定理みたいな感じがした。

コモディティなどというものは存在しない、あらゆる製品、サービスが差別可能である。

死んだニワトリの肉が差別化できるのだから、どんなものでも差別化できる。

個人的には、「差別化(Differentiation)」の用語で、上記の言葉にハッとさせられた。どこで買ったって同じだよ、コモディティ化したこのご時世と半ば高をくくってた自分にとってはちゃんと向き合わねばと再確認させられた。

差別化の方法として以下のことが載っている。

  • 製品による差別化 (特徴、性能、適合、耐久性、信頼性、修理可能性、スタイル、デザイン)
  • サービスによる差別化 (配達、取り付け、顧客トレーニング、コンサルティング、修理))
  • スタッフによる差別化 (コンピタンス、親切丁寧、確実性、信頼性、迅速な対応、コミュニケーション・スキル)
  • イメージによる差別化 (シンボル、文章およびAV、メディア、雰囲気、イベント)

全体として、広く浅く、でも丁寧に一つ一つの用語が説明されていて、とても好感がもてた。あと、本書の体裁を整えるためだと説明していると思うが、最後にZest(熱意)を持ってくるところがまた心憎い。