その数学が戦略を決める

マーケティングというか、統計学の言葉って全然分かってないなーと列挙してみる。ちゃんと大学の時、勉強すればよかった><数学の用語ひとつも理解してなくても、この本は楽しく読めました。

如何に絶対計算がすごいか感じとることができると思います。300ページと分厚いですが、各章の末にはまとめがご丁寧にも書かれてあるので、忙しい人はそこだけ読んでも良いかもです。

ベイズ理論とはトーマス・ベイズによって確立された確率論で、「神の存在を方程式で説明できる」という主張の元に成り立つものだ。ではそのベイズ理論とはどういうものなのか。簡単にまとめると「未来を推測するには過去を振り返らなければならない」というもの。つまり「未来の出来事はその事象の過去の発生頻度を求めることで計算・予想できる」「過去に起きた事象の発生頻度(確率)から未来の出来事の発生頻度(確率)を予測する」。もっと簡単に一言でまとめれば「未来は過去の経験則で推し量れる」ということになる。

ただ、絶対計算はすごいと言うことは理解できましたが、絶対計算をいざ利用できるかと言えばできません。かなりお勉強しなければならないと思います。 そんな人でもせめて、2SDルールとベイズ理論さえ理解すれば意志決定の精度を高めることできると述べられていたので、ここから統計学を始めるのも良いかもです。