プレゼンテーションzenデザイン

ガー・レイノルズ

前作も読んだけど、うーんっと前のほうが好きだったかなと。

本作は前作のタイトルに+デザインという単語が付いただけあって、タイポグラフィの作法であったりカラーバランス、写真の使い方などビジュアルデザイン面にフォーカスされた1冊となっている。確かに、こういったティップス系は実用的だし、真似やすいというか取り入れやすい。

個人的には前作の抽象的な感じだけど、奥深い感じが非常に好みだった。言っていること自体はデザイナーにしてみれば当たり前のことだったりするので、確認する感じで目を通せばよいかと思う。

プレゼンテーションはスライドが主役ではなくプレゼンター自身が主役であるので、こういったスライド一枚一々にフォーカスしたのはなんか個人的に違うような気がする。いや大事なんだけど。

そう思うのはやっぱり去年、著者であるガーレイノルズさんの講演を生で見たのが起因していると思う。ほんと本読んで分かった気になってるだけだった。生のプレゼンは本当にすごかった。死ぬ前に1回は見たほうがいいと思う。DVDでもいいかな。見れば、流れの中の一枚であることが分かると思う。うん、重要なのはあくまで全体の流れだと理解したので、そこらへんも気をつけならがこの本を読んでブラッシュアップしていけばいいかなと思う。