ウェブ時代をゆく

いかに働き、いかに学ぶか

前々回のエントリーでこの世界は年寄りが強いと言ったが、あっさりそれに対しての答えが冒頭にあった。

時代というものがあって、いまの時代は年寄りが威張る。そのつもりはなくても、生きている以上、ジャマになるのは仕方がない。そんな時代に若い人はどうすればよいか。一番まともな生き方は、年寄りがダメな世界で頑張ること。ならばウェブは格好の分野ではないか。

と養老孟司氏の言葉を梅田望夫氏が紹介している。 なんだ、Webデザイナーの自分は最良の選択をしているじゃないか。

あと、どうやら自分は梅田氏を誤解していたようだ。 この人の楽観主義はこれからの未来ある若者に対してであって、自分に対してはそうでもないようだ。

「Only the Paranoid Survive」という言葉がある。Paranoidとは「病的なまでの心配性」という意味。「病的なまでに心配性な人だけが生き残る。」そのくらいの緊張感で事に処する者だけが、厳しい競争を生き残ることができるという意味だ。

梅田氏がもっとも尊敬している経営者アンディ・グローブの言葉を紹介しているように、 彼自身も、けものみち(身につけた専門性を活かしつつも個としての総合力をもっと活かした柔軟な生き方)を必死に生き抜くために徹底的に自己を分析し、ロールモデルを研究し実践している。

普通に仕事して、普通にお給料もらって、なおつかつその仕事が楽しいというのは望みすぎなのかもしれない。好きを貫くためにはけものみちでSurviveしていく覚悟しなければならない。

進取の気性に富む、積極性、自己表現欲求、広い問題意識、高速道路の外の世界への関心、情報収集能力、行動力、積極性、勇気、スピード感、常識、明るさ、素直さ、人に好かれる性格、コミュニティ・リーダーシップ、段取り力、コミュニケーション能力、気遣い、やさしさ、柔軟性、反射神経的に判断して物事を決める能力。

やるしかないのだ。