3年で辞めた若者はどこへ行ったのか

アウトサイダーの時代

若者はなぜ3年で辞めるのか? の続編。基本的に言っていることは同じで、モデルケースを多く紹介している。ゆえに、下記で挙げる昭和的価値観は必ずしも現代においても通じるものではない。

昭和的価値観22

  1. 若者は、ただ上に従うこと
  2. 実力主義の会社は厳しく、終身雇用は安定しているということ
  3. 仕事の目的とは、出世であること
  4. IT業界は3Kであるということ
  5. 就職先は会社の名前で決めること
  6. 女性は家庭に入ること
  7. 言われたことは、何でもやるということ
  8. 学歴に頼ること
  9. 留学なんて意味がないこと
  10. 失敗を恐れること
  11. 公私混同はしないこと
  12. 盆暮れ正月以外、お墓参りには行かないこと
  13. 酒は飲んでも飲まれないこと
  14. フリーターは負け組だということ
  15. 官僚は現状維持にしか興味がないこと
  16. 新卒以外は採らないこと
  17. 人生の大半は会社で過ごすこと
  18. 大学生は遊んでもいいということ
  19. 最近の若者は元気がないということ
  20. ニートは怠け者だということ
  21. 新聞を読まない人間はバカであるということ
  22. 左翼は労働者の味方であるということ

これまで昭和的価値観の中で生きてきたので、すべての価値観を否定することができない自分がいる。別にしなくてもよいのだけど。自分は安い給料でも、デザインしていければ満足なのか。それとも、もっと安定的な(ここらへん曖昧)サラリーマンになって、それなりに稼ぎたいのか。正直、まだ決めれていない。好きを貫くけじめみたいなものがまだできていない。

しかし、自分も25歳になった。 そろそろやり直しなどという悠長なことも言えない歳になってくる。このまま、とりあえずデザイナーを続けて、後戻りが効かなくなったというのは絶対に避けたい。

30歳になった自分がどのように生きているのか。いやどのように生きたいのか。これからの5年。本気で考えて行動に移さなければならない。そんなことを考えさせられる本。

やっぱり、『戦略』だな、キーワードは。