志高く 孫正義正伝

前回読んだ『幻想曲』と似たような内容。まぁ当たり前か。幻想曲より人間関係のドロドロしたところとか、灰色な感じの部分が省かれているため、読んでいて気持ちがいい。なんだか「俺もやらねば!」って感情が沸き上がってくる反面、完全に物語上の人だなとも感じてしまう。

個人的にへぇ〜と思ったのが、

孫はソフトバンクの本丸のブランドを安易には使いたくなかった。万が一その事業がうまくいかなければ、本丸が崩壊してしまう。次の事業がやれなくなるからだ。

今でこそソフトバンクといえば携帯電話会社とイメージが連想されるが、一昔前はヤフーの親会社、いやそれすら最近まで知らなかったのはこうゆう理由のためなのね。逆を言えば、借金をして成功するかどうかわからないボーダフォンを買ってソフトバンクモバイルにした意気込みというの計り知れないところ。