Google vs トヨタ

「自動運転車」は始まりにすぎない

Googleの自動運転車テスト走行のニュースは度々耳にすることが多くなってる気がする。ただ僕は車を持ってないし、東京で車を持てるほど裕福でもないし、そもそも車にも興味がないので、自動運転車の類のニュースも、『あー、そうなんだー』くらいにしか、受けとめてこなかった。

もし自動運転車が普通の時代に来たら?という想像に身をゆだねると、自動運転になれば事故になることもないだろうし、保険もいらなくなる、あと免許証もいらないよね。自動運転になって効率的に車を動かせることで、渋滞もなくなるだろうし、そもそも鉄道もいらなくなるかもしれない。そうしたら、駅も作らなくても良くなるだろうし都市のデザインも変わっていくだろうと筆者は述べている。

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上記の3つのキーワードをもとに壮大な国家プロジェクトとも思えるこの事業戦略について、解説している。そもそも自動車のようなバリューチェーンが長い製品を作るには財務的に強いところでないとその競争の舞台にすら上がれない。そこでGoogleに対する日本での競争相手はトヨタということになる。

バリューチェーンとは、原材料の調達から製品・サービスが顧客に届くまでの企業活動を、一連の価値(Value)の連鎖(Chain)としてとらえる考え方です。 競争戦略の第一人者であるマイケル・E・ポーターが提唱した理論。

トヨタもIT技術者に数千万円くらいの給料を出すようになったらおもしろいよなと思いながら読んでいた。テスラの動向も気になるところ。車についての話をしているのに、Uberについてー切触れてなかったことが残念だったが、全体として夢のあるお話で興味深かった。