シリコンバレー流 世界最先端の働き方

自分の人生を変える。そして組織を変え、世界を変える

新経済サミット2014のセッションの動画を見て気になってた伊佐山氏の書籍。読んでみて、すごくモチベーションのアガる一冊だった。

シリコンバレーの内情というか、その雰囲気を、著名な人の言葉を引用しながら紹介している。スタートアップの始め方とかそういったマニュアル的なものではない。著者はシリコンバレーの世界にただただ心酔している印象をうけるが、その純粋さに好感を持つ。

You can only grow if you are willing to feel awkward and uncomfortable.

人間だれしも居心地の良いComfort Zoneを持っている。そこにずっといては成長は期待できないし、それ自体もRisky Zoneともなる。

絶えず動き、考え続けることによって世界にインパクトを与えるようなものが生み出されると言っているが、そもそも、そこまでして多くの人(そこまで多くもないと思うけど)がそういった選択を取るのは、なんでなんだろうな。やっぱり教育の違いなんだろうか。

今の日本に足りないのは『行動力』である。『えいや』と飛び出す気持ち。今感じていることを行動に移すこと。ただ、それだけだ。今、止まっているように見える多くの日本人が動き始めたら、その姿を想像するだけでワクワクするのは私だけだろうか。

なにかを選択することはある程度のリスクを背負うということだ。リスクを100%コントロールすることなんてできないし、予想もできない。なら、『えいや』ってちょっと決断して、あとは流れに身をまかす(でも常に考える)のも結構ありなんじゃないかなと最近思ってきた。なんとかなるよ。

なにかやりたいことがあって迷っているのなら、その一歩を踏み出すキッカケを与えてくれる本だと思う。