この世でいちばん大事な「カネ」の話

西原 理恵子

前回読んだ「貧乏はお金持ち」つながりで借りたと思う。というのも、図書館でこの本を予約したら予約順位が58番目だったので借りるまで半年くらいかかった。

てっきり株とか節税とかそういったお金儲けのTips本かと思いきや、著者の西原理恵子氏のお金にまつわる自伝だったので拍子抜けした。読んでみた感想だが、うん、内容的にあまりスカッとした話ではないし、むしろお金がないことによる人間の嫌な部分を見せつけられた感じでちょっとブルーになった。

西原氏自身、ギャンブル癖がひどい父親のもとで暮らしたり、上京してきてイラストレーターを志すも自分の才能のなさを痛感し、なりふり構わずバイトしたりとお金に苦労したようだ。そして、自分が親になったとき、そういったお金がないことによる心の貧しい家庭にしないと思うが、気づいたら自分も嫌だった親のようになっていることに気づく。

けれども、西原氏はその負のループを抜け出したようだが、その辺の負のループの抜け出し方に関しての記述がグラミン銀行を例に出したぐらいだったのでちょっと消化不良。

とはいえ、ロビンソン・クルーソーの無人島漂流記をあんなのリアルじゃないとこき下ろすように、この本で書かれているの内容は実にリアルだ。リアルだからこそ、あんまり現実を見たくないと気持ちにさせられたのかもしれない。まぁ、がむしゃらにがんばるしかないのか…