ユダヤ人大富豪の教え

幸せな金持ちになる17の秘訣

読んでいるうちになんだか聞き覚えのあるエピソードだなと思ったので、ググったらakiyan先生もご推薦の本だった。

何というか、この手の本は読み進めていくとだんだん高揚感が増して、なんでもできるんじゃないかという気になってくる。でも、結局本文で述べられていることは、「節約しなさい」だとか「お金を大事にしなさい」だとか当たり前のことや抽象的なことだ。

なんだろうか、頭では分かっていることだけど実際に体感していないというか理解していないという感じ。結局、人生において大事なことの本質自体は変わらなくて、それを色んな著者が自分なりに解釈した例で話す(書く)。

それはある読者にとっては有益だと思うかもしれないが、またある読者にとっては有益じゃないかもしれない。有益じゃない読者にとっても、読むタイミングが違ってたら心に響く本になってたかもしれない。

この手の本は、自分にあった(共感できる)本に1つ巡り会えば、そんなに読む必要はないなと思った。(まぁ、巡り会ってないから読んでいるわけなんだけど)と、本書とは関係ないところで考えてた。

前置きはこのくらいにして、本書の内容をちょっと抜粋。

もう一つ大事なのは、助けてもらうことで、実は助けてあげることができるというこ事実だ。人は本来誰かを助けたいものだと、私は思っている。だから、誰か人を助けることができたとき、その人は精神的な安らぎと満足感を得るものだ。そう考えると、できるだけ多くの人に助けてもらうだけの人間としての器をもつことがとっても大事になってくるのがわかるだろう。

これを読んで、大学時代、バイトしてたところの店長が「親切を受けとるのも親切よ」って言ってのたのを思い出した。確かに、人に親切をするときその人のためを思ってするわけだし、遠慮して断るよりも、満面の笑みで「ありがとう」と言って受けとるのがいいだろうと思った。自分が親切したときもそうやって言われるほうが嬉しい。

というわけで、この本で学んだ当たり前のこと、人間ひとりで生きてるもんじゃないってことで。