年収崩壊

格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」

今年、秋から始まる金沢市の市民大学講座に森永氏が来るというので、予習も兼ねて読み始めた。

前回の危機感を煽るだけ煽って放置プレイの『年収120万円時代~』と比べれば、こちらの方が多少お金に関しての情報が盛り込まれている。投資信託とかFXとか全然ちんぷんかんぷんな自分にとっては、このくらいの広く浅い知識がちょうど良かった。しかし、この本を読んだからといってすぐにお得な情報にありつける事もない。

サラリーマンがで節税が受けられるのは、医療費が10万以上かかったときの医療費控除、住宅を購入してローンを組んだときの住宅ローン控除など、ほんの少しのケースに限られます。

自分みたいな貧乏人は『節税』なんてものは関係ないお話で、こつこつ、毎日を節約して貯めるしかないみたいだ。当たり前か…

そして、森永氏はがんばらない生き方を提唱している。つまり、年収300万円でも人生楽しく生きれるよー♪ヨーロッパの人は概ね、仕事はちゃっちゃ終わらして、プライベートを楽しむことに重きを置いているらしく、日本と比べれば当然その分収入は低い。けど、彼らが人生を謳歌しているのは、森永氏がギリシャ人の友達から言われた言葉からでも容易に推測できる。

ギリシャは貧乏だけれど、ほとんどの人が、おいしい料理とステキな恋人を持っている。これ以上働いて、いったいほかに何が欲しいと言うんだい?

そう言えば、大学の時のゼミの先生も言ってた。同期の奴らは大企業のデザイナーとかなって自分より数倍稼いでいるけど、そうゆう世界にいる人は、そうゆう世界のレベル(パーティーに出たり、それ相応のスーツを着たり、うまいのか良く分からん数万のワイン飲んだりとか)に合わせないといけないから、自分よりも稼いでるとはあまり感じないし、うらやましいとも思わないと。そうゆうものかと、居酒屋で焼き鳥を食いながら変に納得した思い出がある。

でも、ロバートキヨサキみたいにお金のない生活とお金のある生活を両方楽しんでから自分のライフスタイルを決めたいものだよな。