ウルトラマラソン マン

Ultramarathon Man

正月暇なので読んでみた。ウルトラマラソンとはフルマラソン(42km)より長い距離を走る競技。たいてい100kmとか100マイル(160km)とか。著者のディーン・カーナゼスは30歳からマラソンをはじめ、どんどんと過酷なウルトラマラソンに挑戦し続ける。

レース中、気絶したり、嘔吐したり、痙攣したり、よくやるよなぁ…と、ランニングを始める前の自分なら思っていたはずだ。作中で言及されているレースは自分にとっては流石に度が過ぎるレベルではあるが、前回よりも速く・遠くへという気持ちは分からないでもない。

フルの場合、最初は「完走」が目標だとしても、気持ちは徐々に「タイム」へシフトしていく。ランニングを始めて数年間は右肩上がりでタイムは伸びる傾向にあるものの、ある程度のところで頭打ちになってくる。そうなると、走るのが面白くないなと感じてしまう。そんなタイミングでウルトラに新たな“希望”を見いだすランナーが出てくるのだ。

ちょうど、うまく説明してある記事があった。確かに今の自分もまだハーフマラソンを一回走っただけなので、このあと何回か走れば、走るたびにタイムは伸びていくだろうけど、頭打ちは目に見えている。そうゆうわけでトレイルランニングもやりたいなと思ってたりする。トレイルもまた15km、30km、60kmとか距離を伸ばしていくんだろう…

とは言いつつ、最近寒くなってきたので5kmのジョギングも億劫になってきているのも事実。正月太りで体が重くなってきた中、モチベーションが上がる一冊だった。

最後に、著者が参加したレースを挙げておく。

いつかは参加してみたいな。