起業のファイナンス

増補改訂版 ベンチャーにとって一番大切なこと

弊社はだいたい100名規模の会社で西新宿の高層ビル群にオフィスを構えているので、ときどき忘れてしまいそうだけどスタートアップ企業である。そのため、資金調達とかそうゆう単語を会社にいて耳をすることがある。今まで比較的大きめの企業でしか勤めてこなかったので、キャッシュフローとかそうゆう単語とかよく分かってない。これまでまったく無縁だったというより勉強してこなかった。それでも問題なかったが、そうでもなくなった。

というわけで、技術顧問に教えを請うたら上記の書籍を薦められた。改訂版ということで起業家のバイブルらしい。うん、体系的に必要な情報が網羅されててよいと思う。しかし、僕のようなファイナンスの「ファ」の字も知らない人間にとってはちょっと難しかった。少なくとも1回読んで理解できるレベルではない。

とはいえ、企業価値の算出や事業計画など働いてる人間でも先行き不透明なスタートアップ企業でどうやって決めるんだろうと漠然と不思議に思っていたんだけど、やっぱり確実な方法はないからだいたい目安で決めているのが分かったり、著者のフランクな説明もあってなんとなく安心した。たぶん、ほかのファイナンスの書籍読んでたらもっと理解できなかったと思う。

ということで、何度も読み返すために手元においておきたい1冊だ。