ワーク・ルールズ@メルカリ

Work Rules!

ずっと積読していたままだったが、弊社の人事や福利厚生がこの本から多くのことを取り入れているという記事を最近読んだので、手にとってみた。

Googleさんのおエライ人事さんが書いた書籍で、Googleが成長にするにつれての採用方法や会社の制度の変化について、詳細に書かれている。

前半の採用に関しては、さすがのGoogleさんで、採用までにかかったステップ数や時間、出身大学等あらゆるデータを精査し、それがよい人材を得るのに相関があったのか確認し、トライ・アンド・エラーを繰り返している。統計学とか心理学とか行動経済学とか、もう人事の枠超えてるんじゃねーの!って感じでただただ頭が下がる思い。後半は、入社してからの評価や育成、会社の福利厚生などについて書かれている。

読んでいると『それはGoogleだからできることでしょ!』と思ってしまいがちだが、Googleも昔からお金のある成功している会社ではなく、当時の給与平均はシリコンバレーの水準よりも低かったそうだ。そこから広告システムの成功で給与も出せるようになっただろうが、本書で言っている大事なことは社員を信頼することだ。

信頼しているからこそ情報をオープンにするし、信頼しているからこそ社員からの要請で変化にも柔軟に対応できる。会社が応えてくれるのであれば社員も満足度があがるし、給与以外でその会社に働く意義も見いだせるというものだ。

前述の通りメルカリはこの本からたくさんのことを取り入れているので、読んでいて『あぁ、社内のアレはコレからかー』みたいなことが多くあった。入社した当初は新鮮に映った、それらの制度も時間が経てば当たり前のように感じてしまうが、Googleのような偉大な先人の試行錯誤のうえになりたっていることを忘れないためにも、それに会社が自分を信頼してくれているからこそ成り立っているのだということ再認識するためにも、この本は定期的に読むべきだと理解した。

半年くらい働いたけど、普通に良い会社だと思う。うん。はい( ˘ω˘)