小さなチーム、大きな仕事

37シグナルズ成功の法則 REWORK

基本的な資本主義の考えなら、企業は利潤を追い求めるため、会社の規模をどんどん大きくし、社員もどんどん雇おうとするが、ことソフトウェア(Webサービス)業界においては、ITのテコで、数人単位のチームでも数万・数十万人のユーザーへサービスを提供することができるため、そんなに大きくしなくても案外やってけるよというお話だと受け取った。

少数精鋭の体制なら、どこで働いていてもいいし、優秀な人材を世界中から探せるし、社員数も多くないため管理する手間もない。そうゆうわけで、大きくするだけが会社じゃないよと文字通り、彼らなりのREWORKを提案している。

おおかた同意はできるが、37シグナルズのBasecampのサービスが売れたからとか、DHHみたいなスターエンジニアがいたからとか、言っていることに生存バイアス感が否めない。たぶん、普通の人が起業して5時に帰宅とかやってたら一生ヒットサービスとか作れねーだろ!とか思ってしまう。だって他が死に物狂いで働いているのだから。どうも勝ち組の意見としか思えないのは僕がひねくれているからか?

とはいえ起業する際に、えいや!と会社を辞めなくても、帰ってから1時間でも自分のサービス作ればいいじゃない?それ続けたらたいしたものになるし、本当に好きだったらできるよね?ってところが、スモールスタートでいいなと思った。あと簡単に資金調達を当てにしないとか、本当に自分たちでコントロールしようとしているところは、やはり参考にするべきだと思った。

自分にとって起業してでも成し遂げたいこと、ほんとうにやりたいことって、なんだろうなと思った。