EAT&RUN

100マイルを走る僕の旅

最近、2回目のマラソンを走って自己ベストを更新しウキウキだったので、さらなるモチベーションアップのために本書を手にとった。

The Western States Endurance Runで7連覇するなので伝説のウルトラランナー、スコット・ジュレク氏の著書。

そういえば、Netflixで視聴した「カール・メルツァー: スピードヤギの挑戦」でアパラチアン・トレイルの約3500キロで新記録を達成するんだけど、以前の記録保持者が、このスコット・ジュレク氏でもある。カール・メルツァーはアパラチアン・トレイルで疲れた時、ピザとかこってりしたカロリーのあるものを食べてて美味そうだなと見てて思ったけど、この人の場合はヴィーガンである。

100マイル(160km)のレース、しかも山の中を駆け上がるトレイルなのでめちゃくちゃカロリーを消費する中で、野菜だけで事足りるのか?と真っ先に思いつく疑問に本書は答えてくれる。EAT&RUNというタイトルどおり、いかに食べるものが大事か、ヴィーガン用のレシピも紹介している。

以前読んだウルトラマラソンマンのディーン・カーナゼスは、ロードランナーを機械みたいに正確で面白くない、その点トレイルは自然の中を自由に駆け巡るから好きなんだ、ということを言っていたが、この人の場合ロードランナーのように用意周到で緻密なのに、ウルトラはそれだけで勝てないことを知っていて、勝ちたいという貪欲なガッツも持っているのが、この人の強さなんだろうなと読んでいて理解した。

自分も1回目のマラソンより2回目のほうがいくぶんか楽に走れた(歩いたけど)ので、あと何回か完走したら、今度は距離を伸ばして100km、100マイルと挑戦してみたいという気持ちが読んでいてこみ上げてきた(走ってるときは走るの止めたいと常に思ってるのに不思議だ)。

ここに出てくるようなウルトラランナーはやりすぎな感じだが、まぁ食べるものを気をつけて、適度な運動することは健康的な人生を送るうえで必要だな感じた。