Webエンジニアからみたフィリピン語学留学

住所不詳無職、てぃーさんじゅーにーけー日本に還る

こんちわ、無職の@t32k だよ。6月初めから10月末まで、まるまる5ヶ月間(22週間)フィリピンに語学留学してきたので、今回は思いの丈を綴ってみるよ。

書いてみて思ったけど、特にエンジニア関係なかったわー。

※ 2014年6月から2014年10月までのマニラでの出来事である。1ペソ=2.4円で計算してある。

ぼくがなぜフィリピンに行ったのかは、こちらの記事を参照してね。簡単に言えば、エンジニアとして英語にちゃんと向きあおうって思ったんだ。

なんでフィリピンなのかとか

大学を卒業してWebデザイナーになって以来、より多くの情報を早く得るには、Webフロントエンド技術に関して非常に多くの技術情報を日々捌いているLayzieさんも曰く、英語が不可欠だと感じていた。ただ普通にアメリカに語学留学したら学費だけで200万くらい飛びそうな感じだったので、ワーキングプアだった僕にとっては取れない選択肢だった。

そんな時、とある勉強会で出会ったエンジニアと飲んでたら、彼は英語ペラペラのイケメンだった。どこで英語学んだのですか、と聞いたらニュージーランドにワーキングホリデーに行ってたらしい。ワーキングホリデーならあっちで学業だけでなくバイトもすることができるし、なんやかんや90万くらいでなんとかなった、といってた。90万円なら、がんばったらなんとかなるかなと思いここで初めてワーキングホリデーを考え始める。28歳の夏のことだった。

それ以来いろいろワーホリについて調べてみると、ワーホリに行ったからといって英語が喋れる保証はどこにもないことが分かった。例えば、日本人留学生同士でかたまったり、農作業アルバイト(オーストラリア)とか、あまり人と話さなくてもいい環境にいたり等。そんなわけでワーホリに対して不安要素が出てきた。

そこでもうちょっと調べてみると、スーパー学歴社会のおとなり韓国さんでは、まず安価な授業料のフィリピン(公用語はタガログ語と英語)に語学留学して、そのあと欧米などの英語ネイティブの国で勉強してブラッシュアップする2カ国留学ってのメジャーらしい。そのほうが最初から欧米に行くよりも断然にコストパフォーマンスに優れてるとのこと。

というわけで、素直なt32kはフィリピンに行こうと思ったのです。あとから知ったけど、フィジー留学ってのもあるのね、ただ同じ学校にいた友達でフィジー留学経験がある子に聞いても良い評判は聞かなかったので、やっぱフィリピンなのだろう。

この本はセブの学校について書かれているけど、僕の通っていたマニラの学校とも共通点が多く、なおかつすごく詳しく書いてあるので、渡航前にイメージがつきやすかった。オヌヌメ!

エンジニア的なアレとか

フィリピンって言っても広い。大小合わせて7000近くの島が存在する。その中でもフィリピン英会話で有名なのはセブだろうか。「平日は英語学習、週末はビーチで遊んじゃお♪」的な売り文句をよく耳にする(謎)。ただ僕は白いビーチなんて特に興味はなかった、それよりも地元フィリピンのWebエンジニアのMeetupに参加してみたかったので、より多くのIT企業が集まるマニラに留学先を決めた(ちなみにヘッダーの画像はマニラからバス2時間、ボート2時間にあるプエルトガレラのビーチ、なのでマニラからでも白いビーチには行ける!)。

2013年の初のJSConf.Asiaはマニラで開催されていた(2014年はシンガポール)のを知っていたし、そのような国際カンファレンスに旅費なし・チケット価格のみで気軽に参加できるのはメリットだなと。ただ、僕がいた期間中は残念ながらそのような大きなカンファレンスはなかった(Form Function & Class 5に参加したかったけどニアミスだった…)が、Manila.jsの定期MeetUpとWebDev GeekCup 2014というハッカソンに参加できたのは良かったと思う。

Manila.js 009

Manila.jsは月1ペースでやってくよーって言ってたのに、この1回キリしか参加できなかった。それぞれのスピーカーのお題は、Ionicと、Ratchetと、CORSの3本立てだった。肝心のトークよりも、オーガナイザーが、かのRico Sta. Cruzで、挨拶しとけばよかったなと今更ながら後悔している(次回しようと思ったら次回開催されなかったんだ。。)。

WebGeek DevCup 2014

DevCupのほうはチーム対抗のハッカソンだったけど、とりあえず個人でモクモクしてた。開始時間が1時間遅れだったり、お前ら昼休憩し過ぎだ!っていうくらいゆったりした感じのハッカソンだった。席ごと審査員が出向きプレゼンする発表会だったので、ほかのエンジニアが何作ってるかよく分かんなかったけど、毎日英語ばかりの勉強で、プログラミングに集中できたのは、よい気分転換になった。

フロント系だけどイベントに関しては、ここをチェックしてた。

あと友達繋がりで幸運にもフィリピンにも同業種エンジニアがいた。彼らからいろいろ教えてもらったのは大きい。@deeeki は、セブに語学留学してその後にマニラでフィリピン人と仕事してた人で、彼とは一度しか会ってないが彼が帰国したあともマニラの先輩として、いろいろ教えてくれたのは本当に感謝している。また彼繋がりで、某教育プラットフォームで働いてる@banyanがマニラ支社に出張中で、会う機会を持てた。彼とはもっといろいろ絡みたかったけど、なにぶん本業の語学学校のほうが忙しくて後半はずっと英語漬けで叶わなかった(JS Girl in Manila開催したかったなー)。

んなわけで、英語を勉強するんなら英語勉強するで集中したほうがいいかなと思った、僕の場合。もちろん海外エンジニアの講演動画を見たり、ブログを読んだりするのも良いと思うけど、僕の英語レベルはほんと低かったので基本的な勉強に日々を費やしていた。裏を返せば、日本で出来ることはちゃんと日本でやっとけ!って話である。

環境とか

フィリピンに持っていったガジェット関係のまとめはこちらを参照。

インターネッツ環境

ぼくらエンジニアからインターネッツを奪ったら、ただのおっさんである。語学学校の生徒には寮が用意されていて、そこにみんな住むのだけど、そこのWiFiがめちゃくそ遅かった。YouTubeすらまともに見れないので自前で用意するしかなかった。

フィリピンにはメジャーな携帯電話会社として、SMARTとGlobeとSUNがある。日本に例えたら、NTT DoCoMo、AU、Softbankみたいな感じかな。ただプリペイドプランでLTEネットワークを利用できるのはSMART社しかないはず。それ以外の会社はLTEネットワークを使いたかったら窓口で契約手続きがいるので敷居が高い。

SIMカードとプリペイドカード

基本的な使い方は、あらかじめNexus5などのSIMフリー端末買っておいて、現地でSMART社のSIMカード買って、SMART社プリペイドカードをチャージして使うパターン。

チャージは裏面をスクラッチして、2200 + [出てきた番号] に電話する感じでチャージする。チャージカードは100ペソ、300ペソ、500ペソの3種類がある。SMARTのLTE995プランなら、30日間LTEネットワーク使い放題で995ペソで済むので月額だいたい2400円で高速回線を持てるのは魅力的だ。

メトロマニラなら大体のとこで繋がるのでチェックしてみると良い。これのおかげで最低限のネットワーク確保できた。大抵の学生さんはSIMロックのiPhoneを持ってきてて、かわいそうだった。

Nexus5ならSIMフリーでLTEも使えて、3〜4万で買えるのは良いと思う。

食環境

寮生活なので3食出る。僕の通ってた学校は韓国資本だったので食事は韓国食だった(大抵どこもそうだと思う)。ご飯と汁物と4種類のおかずって構成で、そのうち1品が必ずキムチで、すげー酸っぱくて食べれない・食べたくないので自ずとおかずが3品になる。おかずのレベルって言ってもちりめんじゃこみたいなやつも小皿に盛られてて、「それも一品カウントするのか!?」みたいなこともあった。何が言いたいかというと、まずい。韓国人の友達もあれは韓国料理じゃないと言ってたのが印象的だ。

そんなわけで、フィリピン生活が慣れてきた頃には外食を多くするようになった。週末は完全に自由なので、寮生はどっか旅行したりして寮にいないことが多いためか、週末の寮の食事は更にひどい事になる。インスタントラーメン+白飯(私は貧乏大学生か!)や、おかゆONLY(私は病人か!)などのパターンが多いので、やっぱり健康の面でも外で野菜とかフルーツを摂取したほうが良い。

フィリピン料理ビュッフェにて

基本的にフィリピン人は白ご飯を良く食べる。そのため、おかずとなるものはどれも味が濃く、どれも茶色だ(ブラウン・イズ・ジャスティス!)。まぁおいしいっちゃ、おいしいんだけど、たまには日本的なあっさりしたものが食べたくなる。蕎麦とか持ってけばよかったかもしれないと今は思う。ふりかけはマスト!

あと、ローカルなお店とかで出される水とかでお腹を下す件があるので、ビオフェルミンなどの整腸剤もマスト!

移動手段とか

ライトレール

LRTの駅

マニラ市内を移動するには便利な電車(LRT, MRT)がある。LRTは新しい電車で車内スペースも大きく快適なんだけど、MRTというマニラの大動脈を走るラインは非常に混む且つ小さい電車なので、常に満員電車状態だった。

余談ですが人混みが多いところで、携帯電話などの貴重品をポケットに入れておくのは危険だ。かならずジッパーの付いたカバン等に入れて、リュックも前に担ぐなど死守してください。僕も来て2週間でMRT内でNexus5をスられたのは良い思い出です。

夕方や朝のラッシュ時は駅から人があふれるほど行列ができるので気長に待つしかない。だいたい12ペソくらいで乗れるのでよく利用していた。

タクシー

タクシーについては、ほぼ良い思い出はない。マニラ空港に到着して、市内に行くためにタクシーを乗ろうとしたら、ぼったくりタクシーで2000ペソ(約4800円)って言われた時はここはハードモードの国だなと思った。結局、空港からはクーポンタクシーと呼ばれる割高だが、行きたい場所によって料金が一定のタクシーに乗った。そのほかに黄色のタクシーは空港公認の安心メータータクシー(割高)なので、これに乗っても良いかと思われる。

学校が始まってからはタクシーはたまに利用していた。ぼったくられなければ、だいたい100〜200ペソくらいでどこでも行けるし、ぼったくられたとしてもそれが倍になるくらいである(雨の日とかタクシーが捕まりにくい時は倍額を要求してくる)が、それでも日本に比べれば安いし、友達とかと乗り合えば全然払える価格である。まぁ外人価格と思って割り切るしかない。とはいえ、ムカつくけど数百円のために言い争って危険な目に会うのも馬鹿らしいことだと思う。

そんな交渉が面倒な人には、Easy TaxiGrabTaxiというフィリピンのタクシー配車アプリを使うと良い。これらはタクシードライバーの評価が出来るため、ボッタクリとかないと思われる。ただ配車手数料でメーター+40〜100ペソくらい支払わなければならない。ちなみに、携帯のSMART社とEasy Taxiは提携してるためか、SMARTのSIMカード入れてる携帯からEasy Taxiを呼ぶと配車手数料が通常70ペソくらいだが40ペソでよいからお得。その他にもキャンペーン中とかで配車手数料無料とかあるので、インストールしといたほうが良いだろう。

ジプニーとトライシクルとか

ジプニー

ジプニーというフィリピンでのバスみたいなものがある。これは完全にローカル人向けで8ペソくらい最安の移動手段であるが、僕は先生と一緒にいるときしか乗ったことないので安全の意味でも無理して乗る必要はないかと思う。

トライシクル

トライシクルはサイドカーみたいな乗り物で、歩ける距離ではあるけども、やっぱしんどいなーって感じで少距離移動に使う庶民の足。これはちょっと近場のスタバで勉強しようときなど利用していた。料金は人数や距離によるが、だいたい1回20ペソくらいで払ってた。

フィリピンにもバスはあるけど概ね長距離バスがメインだろうか。マニラから3,4時間離れた所でもだいたい200〜300ペソくらいで行ける。スタバのカフェラテが140ペソくらいなんで、物価の値段というのはよく分からんですな。

フィリピン人先生とか

フィリピン留学で心配の種の一つであろう訛りについて。確かにタガログ語訛りの英語を話す先生がいたが、少数だし、正直、今の時代、カンファレンスの動画とか見ててもインド訛りの英語でプレゼンしてる人がいたり、いろんな国の人のプレゼンを見る機会があるので、特に気にする必要がないというか、むしろ、いろんな国の人が話す英語を聞いたほうが良いと思う。

ただまったく聞き取れないのなら、生徒は先生を変える権利があると思うのでチェンジすればよいと思う。ピークシーズンでなければ、他にスケジュールが空いてる先生がいるので可能だ。それにともなって、人気の先生というか教え方のうまい先生の情報をほかの学生と交換しておくのも吉だと思う。どんどん良い先生に生徒が集まって、教え方の悪い先生に生徒が集まらなければ、悪い先生は辞めざるを得なくなるので(給料が歩合制なので)、結果的に学校側にとってもメリットがあるから遠慮は禁物だとおもう。

僕自身、一回だけ自分から先生を変えてもらった。その先生はなんかもう生理的合わない人で、陰気な人だった。当たり前だけどフィリピン人がみんな明るいわけでもない。ただ先生という職業上、教えるのが好き、喋るのが好きな人が集まった結果で、シャイな先生もいたけど、すぐに慣れずに辞めていくのを何回かみた。結局僕が嫌だった先生も生徒から人気無いためか辞めていった。

お金払ってるんだから我慢する必要はないし、学校側が気を使って先生を変えるとかもないので、自己主張はちゃんとすべきだ。

で、実際英語どーなの?

って帰ってからよく聞かれる。。

僕の取っていたコースはパワースピーキングコースというもので会話重視のものだ。だから他のTOEICコースのように点数の変遷とか分かればいいのだけど、明確な指標というものがない。ぶっちゃけ、TOEICで高得点取ってる人でも、まったく話せない学生さんもいて、そんなに会話力とTOEICって関係ないんだなと思った。

証明書

正直、フィリピンに発つ前は24週間(途中切り上げて22週間にした)も英語漬けになってくるんだから、それなりに喋れるだろうと安易な期待をしていた。「それなり」の定義ってなんだかよくわからんけど、ネイティブスピーカー並に喋れるんじゃね?と浅はかなを期待をしていた。しかし、たかが5,6ヶ月英語勉強してみんなネイティブスピーカーに成れるんなら、みんなフィリピンに行ってる。

ましてや僕は31歳から英語をちゃんと勉強し始めたので、僕の脳みそはビショビショに濡れたスポンジのように何も吸い込まない。一緒に学校にいた若い子(大学生)とか見てると、やっぱり吸収は早いというか、リスニングとか伸びが速いなと感じてた。あと個人の性格に起因するところも多い。基本僕は無口である。英語は使ってなんぼ!喋ってなんぼ!なので、やっぱりおしゃべりな女の子とか文法とかめちゃくちゃでもスピーキングの伸びが速いなと感じた。

とはいえ5ヶ月前と比べれば、確実にレベルアップはしてる。5段階評価で分けるのであれば、最初は1だったけど最後の方はどのクラスも4レベル相当にはいた感じ(まぁでもすごい大雑把だが)。ちなみにホゲホゲ外国語大学生とかで海外旅行とかよくする人は来た初日からレベル5のクラスだった。まぁそんなわけでコツコツとこれからもやってかなきゃいけないなーと感じてる。

自分の英語力には満足してないけど、フィリピンで英語を学んだことに関しては満足している。費用に関しては、大体24週間プランでコミコミで100万くらいで収まった。もし最初からカナダやアメリカで学んで今の英語力を得るには、それ以上の金銭的コストと時間的コストを必要になったと思うから。

ピリオドの向こうへ

最初にも言ったけど、別にフィリピン語学留学がゴールではない。このあと英語圏でエンジニアとして職を得ることが僕の目下のマイルストーンだ。そうゆうわけで、僕はこの後、カナダにワーキングホリデーで行く予定だ。

英語はあいかわらず表現は稚拙だし日本語訛りだけど、一旦脇に置いといて、カナダに行ってからはフィリピンでほぼできなかった、というか日々の勉強で精一杯だったので、技術系の英語ブログ読みながら情報のキャッチアップとポートフォリオがてら何個かWebサービスを開発/運用する方向に重きを置こうと思ってる。

当たり前だけど、英語がネイティブ並に喋れる事自体はアドバンテージにならない、もしそうゆう人材がほしければ、雇用者はカナダ人を雇えばいいわけだから。カナダでは僕ら日本人は外国人であり、カナダ人から仕事を奪わなければいけない。だから戦うところを間違えてはいけない。もちろん最低限の英語力は必要だが、エンジニアとして働くのであればプログラミングで勝負すべきであり、いかに最短で目標を達成すべき考えるべきだ。

まぁ、そんなこと言っても今俺無職だけどなっ!

そうゆうわけで、皆様のフィリピン語学留学の参考になれば幸いです!

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