IAMAS OPENHOUSE 2009


26歳だけどメディアアート系で有名なIAMAS(情報科学芸術大学院大学)オープンキャンパスに行ってきた。といっても年齢層は高めでOKなのがこの学校。大学院とアカデミー(専門学校的な感じ?)から成っていて、会社を辞めて入学したりする人もいたり、そのバックグラウンドも音楽、演劇、エンジニア、デザイナーなど多種多様なところもこの学校の魅力だからだろう。

かくゆう、僕も大学4回生の時にオープンキャンパスに来て衝撃を受けたものだ。「なんでそんなんできるんすか!?なんでそんなん作れるんすか!?」のオンパレード、もうかっこよすぎて、卒論はカリキュラムにないMax/MSPを使ってメディアアートまがいのものを作ってしまったほど影響を受けた。就職してからWebデザインばっかりで、そっち方面はご無沙汰だったので失われた青春を取り戻すために4年ぶりにオープンキャンパスに行ってきたのだ。

DSPコースのシンソウ 赤松正行、小林茂、ジャン=マルク・ペルティエ、平林真実
多様な分野を扱うDSPコースの活動を紹介し、参加者とのQAを織り込みながら、その実態を明らかにします。iPhoneアプリ、フィジカル・コンピューティング、画像解析などホットな話題が一杯です。

IAMASは岐阜の大垣にあるんだけど、駅から迷いながら着いたのが初日(8/1)の13時。すぐさま、教室へ。赤松さんがiPhoneについて喋ってた。担当のDSP(デジタルシグナルプロセッサ)コースの教授陣がどんなことを学ぶか順番に説明していた。赤松さんといえば、Max/MSPのイメージが僕の中ではあるのだけど、最近はもっぱらiPhoneの人で、セカイカメラはもうすぐリリースできそうだと。あと地域の人も招いてiPhone塾なんてゆう活動をしているらしい。うらやましいぞ、大垣市民、岐阜県民!
あと印象に残ったのが、小林さんの説明でフィジカルコンピューティング系はGainerが有名だけどその無線版のFIOが開発されていたり、Arduinoなんてものもあるらしい、あとFunnelとかよくわかんないけど、世の中進んでる。。と感じましたw

三輪眞弘教授による「アルス・エレクトロニカ 三年連続入選記念レクチャー」 三輪眞弘、前田真二郎
三輪教授は、2007年にメディア・アート界のオスカーとも呼ばれるアルス・エレクトロ ニカにてグランプリを受賞しました。さらに昨年、今年と連続入選を果たしています。世界的に評価が高まる作曲家、三輪眞弘によるレクチャーです。

続いて行ったのが三輪さんのお話。これまたテクノロジーとは?みたいない小難しい話だったけど非常に重要な話だった。テクノロジー対して無自覚でいるのは危険なことであり、自分はメディアアートという表現でそれに対して警鐘している。といったことを今年度のアルス・エレクトロニカ入賞作の「フレディーの墓/インターナショナル」をもとに説明してくれた。この作品はQueenのボーカル、フレディ・マーキュリー がインターナショナルを日本語で歌うというもの。フレディ自体もう死んでいるし、日本語でこの曲を歌ったという事実はない。でも当時のフレディの声を分析し、独自のアルゴリズムで歌声を生成するというもの。率直に聞いた感じ、機械が歌っているなとは思うが、さびの部分とかは人間が歌っているのと区別がつかない。つまり、フレディが歌っているとちょっとでも感じさせたなら、この作品には意義がある。うまく説明はできないけど、要は技術が進歩して見分けというか聞き分け(機械で生成された歌と録音された歌)ができなくなれば、それって違いなくない?それでよいの?といった感じかな。うーん難しい。




まぁそんな感じで初日だけでしたけど、オープンキャンパス楽しめました。やっぱり好きなものを突き詰めるってすごいうらやましいことだなと思いました。お金貯まったら入学してみたいね(いつのことやら)。

とりあえず、iPhoneとProce55ingからちょびちょび勉強していきます。

iPhone SDKの教科書―Cocoa Touchプログラミング、最初の一歩
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starsデザインとアートだけに使って
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