2015年俺的ドリップコーヒー環境まとめ

これだけ揃えれば、一生大丈夫!

我が家のコーヒー器具たち

たとえばベートーベン。夜明けに起きて、朝食はコーヒーだ。コーヒー一杯のために豆60粒を数えていたという。 ― 『天才たちの日課』 - HONZ

みなさん、こんにちわ@t32kだよ。僕はバンクーバーのシェアハウスで暮らしているのだが、ここの住人がコーヒー好きなので(エスプレッソマシンまである!)、すっかり僕も感化されて、最近はコーヒーにハマっています。

インターネットはコーヒーと猫でできていると思われるので、デベロッパーたるものコーヒーくらい自分で淹れてみるのも良いかもしれない。ということで今日は僕の持ってるコーヒー器具について説明したいと思う。

ドリッパー

Hario and Bonmac

[ 白色(左):ハリオ式、黒色(右):メリタ式 ]

まずは紙フィルターのドリッパーについて説明する。微妙な穴の大きさや溝の違いがあるが、大まかには4つのタイプのドリッパーがあるが、特に理由がなければ、最初に買うのはフィルターも手に入りやすいメリタ式のドリッパーが無難でよいだろう。

  • メリタ式:台形、1つ穴
  • カリタ式:台形、3つ穴
  • コーノ式:円すい、1つ穴、直線状のミゾ
  • ハリオ式:円すい、1つ穴、スパイラル状のミゾ

bonmac

ということで、メリタ式のドリッパーでお薦めなのはbonmacのドリッパー。bonmacは業務用(渋い)のコーヒー器具メーカーで、あのブルーボトルコーヒーのドリッパーも、これと同じ型だ。白色に塗ってブルーボトルのロゴが入ったら2000円くらいするけど、これなら半額で買える。うん、無難。

コーヒーミル

ノスタルジー

これは僕が買ったわけではなく元からあったプジョーのコーヒーミル。住人のセンスが光るものである。ただ値段がちょっとはるので、1人暮らしで用意するのであれば以下のミルで十分だろう。Amazonでの評価も高い。

豆の投入

引き出し

電動ミルでもいい気がするが、やっぱり朝起きてゆっくりコーヒ豆を挽く時間があってもいいんじゃないかなと思う。現代人にはそれが必要なのだ。

金属製フィルター

基本的にメリタ式のドリッパーなら台形の紙フィルターがどこにでも売ってるのでそれを買えばよい。

最近、日本に帰った時に仕入れた自慢のフィルターがこれ。金属製なので洗って何回でも使えるので経済的だし、紙フィルターだとコーヒーの油分も吸ってしまうが、これは金属なのでコーヒーの旨味がダイレクトに抽出できるというシロモノだ。僕はこれを強く薦めたい。

KONE

見よ、この美しい曲面を!

KONE

挽いた豆は水平に入れましょう。

KONE

最初はちょっとだけお湯入れて蒸らしましょう。

KONE

あとはゆっくり入れましょう。

KONE

落ちるのを待ちます。

気づいたかもしれないが、この金属フィルターは円すい形なのでメリタ式の台形のドリッパーにはフィットしない。ということで、このフィルターのためにハリオ式のドリッパーも買った。

ハリオ V60は有名だ。こちらもブルーボトルコーヒーで使われてるそうだ(日本のコーヒー器具はすごいね)。ちょっと急いでいるときは、後始末が簡単なので、ペーパーフィルターとbonmacのドリッパーで淹れたりする。住人の好みで使い分けている感じだ。

ペーパードリップ

[ bonmacドリッパー + 紙フィルター ]

あとはケトルとかも買っておくと、コーヒーの淹れ方をうまく調整できる。といっても、淹れ方には何十秒蒸らして、何分以内に淹れきるとか秒単位での説明(あと温度もか…)とかいろいろあるけど、憶えれないので個人的にはあんまり気にしてない。ちょっと蒸らしてあとは感覚的にじわじわ入れている。そこら辺は豆の挽き具合とかのバランスを見ながら、おいおい、好きな人は研究していけばいいと思う。

コーヒーサーバー

ハリオ V60レンジサーバー600

あとは、コーヒーサーバー。これまたハリオのサーバーはこのままレンジでチンができるので、冷めたコーヒーも暖かくできてよい。適度なサイズ感もよい。

コーヒー豆

コーヒー豆

我が家には2,500円/100gの世界3大コーヒーのハワイ・コナコーヒー(写真:真ん中)があったり、世界中の豆があって楽しい。この辺は僕もよく分かってないので、豆を買うときは店員さんに恥ずかしがらずに相談してみよう。誰だってハジメテは分からないものである。

こないだ、日本に帰った時に行った恵比寿の猿田彦珈琲は、店員さんも親切に教えてくれたし、コーヒーも美味しいし、コーヒー器具も売っていたので、一度行ってみるとよいと思う。

個人的に一番好きなのは上記写真の右端のCoavaのグアテマラの豆だ。Coavaはアメリカ・ポートランドにあるコーヒー屋で、前述の金属製フィルターもここで開発されて分社化されたものである。あいにく、今はこの豆を切らしてしまっているので、今度ポートランドに旅行しにいって、ここの豆を買って、金属製フィルターで淹れるのが、僕の目下の夢である(バンクーバーからならポートランドまでバスで行ける)。

KIRKLANDの豆

毎日、お高い豆を飲めないので普段使いの豆はこれがいいと思う。たまたまコストコで発見したのだが、値段の割にはおいしい。というかコスパがすごくよい。Amazonで買うとちょっと高いけどカナダのコストコだと$12(セールだと$9切る!)くらいで買えるので良い(KIRKLANDとはコストコのプライベートブランドで広告費とかかけてない分安い、これはロースト自体はスタバがやってるのでクオリティはスタバと変わらないっぽい)。

番外編

TORIBA ミルクコーヒーベース

コーヒー飲めねぇよって人は、最近よく見かけるミルクコーヒーベースを試してみるのも良いかもしれない。要はコーヒー牛乳の素である。ミルメークみたいなもんである。まぁミルメークよりかはコーヒーの風味みたいなのが感じ取れるので苦手な人はトライしてみたらどうだろうか。トリバのこれは甘くておいしかった。

2 cups of coffee

昔はコーヒーが苦手だったんだけど、大学時代、シアトルズベストコーヒーでバイトした時に、やっぱ淹れたてのコーヒーなら飲めたんですよね。つい最近も『コーヒーダメなんですよー(>m<)』って26年間コーヒー飲めなかった人にも丁寧にドリップしたコーヒーを淹れたら『これなら飲めます(・∀・)!』って言ってもらえたんですよね(豆の好みにもよるけど)。すごく嬉しかった。

僕も正直細かい味の違いとかはよくわからないけども、少なくとも缶コーヒーや自販機の紙コップのコーヒーとはまったく違うものなので、そういったコーヒーしか飲んでなくて諦めている人も自分でドリップしたコーヒー飲むのを試してみてはどうでしょうか。

では、みなさまの素敵なコーヒーライフに乾杯♪