アプリケーションをつくる英語

エンジニアよ、世界市場を狙え!

ずいぶん昔に電子書籍版を購入したのだけど、ようやく読めた。その時は『第1部 よく使う単語』があまりにも単調ですぐ読むのをやめてしまった。

上記のように、単語・例文・解説(あれば)のセットが延々つづく。スカスカなレイアウトのせいで、無駄にページ送りが手間だった(電子書籍で読んだ)。単語自体もそんなに難しいものではないので、パラパラっと思い出すために読み流す程度でいいと思う。だからこそもうちょと一覧性を高めたほうがいいと思うんだ。それか、例文をもっと多くして欲しかった。

例

『第2部 構文パターン』の方はちょっとした英文ライティングの参考書っぽくて、実用度は高いと思う。それこそGitHubでのやりとりとかにも使えそうな感じである。また、Microsoft Manual of Styleなどの各社の文章スタイルガイドの方針(例えば、理由を示すのに、becauseやsinceといった単語が使われるけど、非ネイティブのユーザーのためにも『〜以来』の意味も含まれるsinceでなく、分かりやすいbecauseを使うべきだとか)も紹介されていて、分かりやすい、エンジニアらしい英文を書くには良いと思う(我々は作家ではない)。

やっぱり、全体的には帯に短し襷に長しといった印象を持った。とはいえ、時間ない人にお薦めだと思う。